八尾市の住宅改修|
手すり・段差の申請の順番
介護保険の住宅改修とは、手すりの取り付けや段差の解消など、家の中で安全に動くための小さな工事の費用を介護保険から受け取れる仕組みです。八尾市では工事の前に高齢介護課へ事前申請が必要で、対象の工事費はひとり20万円まで、保険からは原則7〜9割が出ます。
対象は要支援1・2と要介護1〜5の方で、手すりの取り付けや段差の解消など6種類の工事が対象です。事前申請には申請書・見積書・図面・日付入りの改修前写真・理由書が要り、工事費20万円を超えた分は全額自己負担になります。問い合わせ先は八尾市の高齢介護課(072-924-9360)です。


看護師として働いたのち介護施設で勤務し、ケアマネジャーに。施設に入居している方と在宅で暮らす方の両方を担当するケアマネジャーの知見をもとに作成しています。
この記事は「ケアマネとは|相談できること・費用・探し方」の中の、八尾市の手続きについての記事です。
家の中でつまずくことが増えた、浴槽をまたぐのがこわい。転倒が心配になったら、手すりや段差の工事に介護保険の住宅改修が使えます。ただし八尾市では、工事を始める前に申請しておかないと支給されません。順番を整理します。
対象になる工事は6種類

介護保険の住宅改修で対象になるのは、転倒を防ぎ、家の中で動きやすくするための小規模な工事です。介護保険の制度で決まっている対象は次のとおりです。
| 工事 | 例 |
|---|---|
| 手すりの取り付け | 廊下・トイレ・浴室・玄関 |
| 段差の解消 | 敷居を低くする、スロープを付ける |
| 床や通路の材料の変更 | 滑りにくい床材へ |
| 扉の取り替え | 開き戸を引き戸へ |
| 便器の取り替え | 和式から洋式へ |
| 上の工事に伴って必要な工事 | 壁の下地の補強など |
八尾市での申請の順番

八尾市の案内では、工事を行う前に高齢介護課の窓口へ事前申請が必要です。順番は次のとおりです。
- ケアマネジャーに相談する:どこに何が必要かを一緒に確かめる。要支援の方は高齢者あんしんセンターへ
- 業者に見積もりを頼む:見積書と図面、日付入りの改修前の写真を用意してもらう
- 理由書を作る:住宅改修が必要な理由を、ケアマネジャーなどが書く
- 高齢介護課へ事前申請:申請書・見積書・図面・改修前写真・理由書を出す
- 承認の通知を待ってから工事:内容を変える、取り下げるときは高齢介護課へ連絡
- 工事のあとに支給の申請:領収書や改修後の写真などを出す(支払い方は下の2つ)
申請の書類や手順は変わることがあります。工事を頼む前に、八尾市の「住宅改修の申請の流れ」で最新の内容を確かめてください。
支払い方は2つ|償還払いと受領委任払い

| 支払い方 | 流れ |
|---|---|
| 償還払い | いったん工事費の全額を業者に払い、あとで市に申請して、対象費用の7〜9割の払い戻しを受ける |
| 受領委任払い | 市に登録している事業者を使い、市の要件を満たす場合に選べる。利用者は対象費用の1〜3割を払い、残りは事業者が市へ請求する |
どちらの場合も、20万円を超えた分や対象外の工事の費用は別に負担します。受領委任払いを使えるかは、工事を頼む前に事業者と高齢介護課に確かめてください。
上限20万円の考え方

支給の対象になる工事費は、ひとり20万円までが基準です。そのうち介護保険から出るのは原則7〜9割で、残りの1〜3割が自己負担です。20万円を超えた分は全額自己負担になります。
上限は一度に使い切る必要はなく、20万円に達するまで分けて使えます。また、要介護度が大きく上がった場合や引っ越しをした場合は、もう一度使えることがあります。
工事の前に、ケアマネと一緒に確かめたいこと|看護師の経験があるケアマネの視点

手すりは「付ければ安全」ではなく、本人の体の動きに合った位置に付けることが大切です。どちらの手に力が入りやすいか、立ち上がるときにどこを持つか、膝や腰の痛みはあるか。実際に動いてもらいながら位置を決めます。
体の状態がこれから変わりそうな場合(進行する病気がある、退院直後で回復中など)は、工事をする前に、福祉用具のレンタル(置くだけの手すりなど)で様子を見る方法もあります。
稲津は看護師として働いたのち介護施設に勤め、ケアマネジャーになりました。体の状態と住まいの両方を見て、工事が要るか、用具で足りるかを一緒に考えます。
八尾市の窓口と手続き(2026-10-01 確認)
八尾市の公式ページで確かめた、窓口と手続きの情報です。変わることがあるので、手続きの前に各窓口でご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事前申請の提出先 | 八尾市 健康福祉部 高齢介護課(072-924-9360) |
| 事前申請の書類 | 住宅改修事前申請書・見積書・図面・改修前写真(日付入り)・住宅改修が必要と認められる理由書等 |
| 承認 | 書類の確認後、「住宅改修事前申請承認(非承認)通知書」が届く |
| 工事のあとに出す書類 | 住宅改修支給申請書・領収書(原本)・改修後写真(日付入り)・承認通知書 |
| 変更・取り下げ | 工事内容の変更や申請の取り下げは、必ず高齢介護課へ連絡 |
Summary
- 八尾市の住宅改修は、工事の前に高齢介護課へ事前申請が必要
- 対象の工事費は20万円まで、保険から原則7〜9割が支給
- 手すりの位置は、本人の体の動きに合わせてケアマネと決める
よくある質問
工事が終わってから申請しても、支給されますか?
八尾市の案内では工事の前に事前申請が必要です。承認の通知を受けてから工事をしてください。
住宅改修は要支援でも使えますか?
使えます。要支援1・2と要介護1〜5の方が対象です。要支援の方は高齢者あんしんセンターに相談してください。
20万円は一度に使わないといけませんか?
分けて使えます。工事費の合計が20万円に達するまで、必要になったときにその都度事前申請をして使えます。
賃貸住宅でも住宅改修はできますか?
できますが、家主の承諾が必要です。申請の前に承諾を得て、書類をそろえてください。
どの業者に頼めばいいですか?
介護保険の住宅改修に慣れた業者だと書類の準備が進めやすくなります。ケアマネジャーに相談してから見積もりを頼むと安心です。
参考にした公的な情報(2026-10-01 確認)
- 八尾市「住宅改修の申請の流れ」:https://www.city.yao.osaka.jp/kenkou_fukushi/kaigohoken/1007939/1007958/1007959/1007969/1007975.html
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html
制度や窓口の名称は変わることがあります。手続きの前に、各窓口で最新の内容をご確認ください。
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