八尾市で要支援と言われたら|
使えるサービスと相談先
八尾市で「要支援1・2」と認定されたら、お住まいの地区の高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)に相談します。介護予防のサービスや福祉用具・住宅改修のことを、ここでケアプランと一緒に相談できます。要支援とは、日常生活はおおむね自分でできるものの、一部に手助けや見守りがあると安心な状態の認定です。要支援1・2でも、状態を保つための介護予防のサービスが使えます。
八尾市では要支援1・2のケアプランは高齢者あんしんセンター(直営1か所・地域型15か所)が担当するのが基本です。要支援で使えるのは通い・訪問の介護予防サービス、手すりや歩行器などの福祉用具、上限20万円(保険給付は原則7〜9割)の住宅改修です。


看護師として働いたのち介護施設で勤務し、ケアマネジャーに。施設に入居している方と在宅で暮らす方の両方を担当するケアマネジャーの知見をもとに作成しています。
この記事は「ケアマネとは|相談できること・費用・探し方」の中の、八尾市の手続きについての記事です。
認定の通知に「要支援」と書かれていて、「介護保険は使えるの?」「ケアマネジャーは付くの?」と戸惑う方は少なくありません。要支援は、いまの暮らしを続けるための支えを使える段階です。八尾市で、次に何をすればいいかを整理します。
「要支援」と「要介護」は何が違う|ケアプランを作る人も変わる

2つの違いは、手助けが要る場面の多さです。要支援は身の回りのことはほぼ自分でできて、家事や外出の一部に支えがあると安心な段階。要介護は、日常生活の中で介護が必要な場面が多い状態です。
| 要支援1・2 | 要介護1〜5 | |
|---|---|---|
| サービスの目的 | 状態の維持・改善(介護予防) | 日常生活の介護 |
| ケアプランを作る人 | 高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)など | 居宅介護支援事業所のケアマネジャー |
| 使えるサービスの例 | 通所・訪問の介護予防サービス、福祉用具(一部)、住宅改修 | 訪問介護、通所介護、訪問看護、ショートステイ など |
要支援の方のケアプラン(介護予防支援)は、地域包括支援センターから居宅介護支援事業所に委託されることがあります。また2024年4月からは、市の指定を受けた居宅介護支援事業所が直接担当することもできるようになりました。
要支援で使える主なサービス

通いと訪問の介護予防サービス
体操や機能訓練を中心にした通いのサービスや、掃除・買い物など生活の一部を手伝う訪問のサービスがあります。市が行う「介護予防・日常生活支援総合事業」として提供されるものもあり、内容や回数は市の決まりに沿って組み立てます。
福祉用具
要支援の段階でレンタルできるのは、主に手すり・スロープ・歩行器・歩行補助つえです。車いすや特殊寝台(介護ベッド)は、原則として要支援では対象外です。
住宅改修(手すり・段差の解消など)
手すりの取り付けや段差の解消などの住宅改修は、要支援でも使えます。対象になる工事費は、ひとり20万円までが基準で、そのうち介護保険から出るのは原則7〜9割(自己負担は所得に応じて1〜3割)です。20万円を超えた分は全額自己負担になります。工事の前に申請が必要なので、業者に頼む前に相談してください。
次に相談する先:高齢者あんしんセンターとケアマネ

八尾市では、地域包括支援センターのことを「高齢者あんしんセンター」と呼んでいます。市役所内の基幹型のセンターと、地区ごとの地域型のセンターがあり、どこが担当かは住所で決まります。
担当がわからないときは、八尾市の地域支援室(072-924-3973)に電話して住所を伝えるか、「高齢者あんしんセンター地区割表」で確かめられます。
あんしんセンターに伝えておくこと
- 認定の結果(要支援1か2か)と、通知が届いた日
- いちばん困っていること(例:浴室で立ち上がるのがこわい)
- 本人が続けたいこと(例:近所のスーパーに自分で行きたい)
- 家族が手伝える曜日・時間
「要支援だから、まだ大丈夫」と思わない

要支援の時期は、転倒や入院をきっかけに状態が大きく変わる前の、準備ができる時期です。手すりを付ける、通いの場で体を動かす、家族の連絡の仕方を決める。この時期に整えたことが、あとで在宅を続けられるかどうかに効いてきます。
状態が変わったと感じたら、認定の有効期間の途中でも区分変更の申請ができます。「要支援のままでは足りない」と感じたら、あんしんセンターに相談してください。
医療が関わる変化は、早めに伝える|看護師の経験があるケアマネの視点

要支援の方でも、飲み込みにくさ(むせ)・息切れ・足のむくみ・血糖の乱れ・皮膚の赤みなどは、体の状態が変わり始めているサインのことがあります。こうした変化は介護の相談と同時に、かかりつけ医にも伝えてください。
要支援の方でも、状態や保険の種類に応じて訪問看護を使えることがあります。経管栄養や在宅酸素、たんの吸引など医療的なケアが必要になってきたら、主治医と高齢者あんしんセンター(またはケアマネジャー)に早めに相談してください。支えを増やす時期や、住まいを考える時期は一人ひとり違います。
稲津は看護師として働いたのち介護施設に勤め、ケアマネジャーになりました。いまは医療的なケアを受けながら暮らす方も担当しています。
八尾市の窓口と手続き(2026-10-01 確認)
八尾市の公式ページで確かめた、窓口と手続きの情報です。変わることがあるので、手続きの前に各窓口でご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 高齢者あんしんセンター | 市直営型1か所・地域型15か所の計16か所(八尾市の地域包括支援センター) |
| 受付時間 | 8時45分〜17時15分(土日・祝日・年末年始を除く) |
| 対応する職種 | 保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員 |
| 担当の調べ方 | 八尾市「地域包括支援センター」のページにある地区割表で、住所から確かめる |
| 問い合わせ先 | 八尾市 健康福祉部 地域支援室(072-924-3973) |
Summary
- 要支援でも、介護予防サービス・福祉用具・住宅改修が使える
- 八尾市の相談先は高齢者あんしんセンター(住所で担当が決まる)
- むせ・息切れ・むくみなど体の変化は、介護の相談と同時にかかりつけ医へ
よくある質問
要支援でもケアマネジャーは付きますか?
高齢者あんしんセンターが担当するのが基本です。居宅介護支援事業所に委託されることや、2024年4月からは指定を受けた事業所が直接担当することもあります。
要支援で介護ベッドや車いすは借りられますか?
原則として対象外です。要支援でレンタルできるのは主に手すり・スロープ・歩行器・歩行補助つえです。状態によって例外的に認められる場合があるので、あんしんセンターに相談してください。
状態が悪くなったら、次の更新まで待つしかありませんか?
待つ必要はありません。有効期間の途中でも区分変更の申請ができます。要支援のまま区分を変えるのか、要介護の認定に移るのかも含めて、高齢者あんしんセンターで手続きを確認してください。
要支援でもデイサービスに通えますか?
通えます。体操や機能訓練を中心にした通いのサービスを、市の決まりに沿った回数で使えます。
要支援から要介護に変わることはありますか?
あります。状態が変わったら有効期間の途中でも区分変更を申請でき、要介護になれば居宅介護支援事業所のケアマネジャーが担当します。
参考にした公的な情報(2026-10-01 確認)
- 八尾市「高齢者あんしんセンター(八尾市地域包括支援センター)」:https://www.city.yao.osaka.jp/0000008231.html
- 八尾市「地域包括支援センター」(高齢者あんしんセンターの地区割表へのリンクあり):https://www.city.yao.osaka.jp/kenkou_fukushi/koureisha_hukushi/1007916/index.html
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html
- 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38790.html
- 厚生労働省「介護予防・日常生活支援総合事業」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192992.html
制度や窓口の名称は変わることがあります。手続きの前に、各窓口で最新の内容をご確認ください。
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